【中古】戸建住宅購入記7 仲介手数料が安い不動産屋を利用しようとした時の話

不動産手数料が安い業者を
利用した時の話

結論から書くと私は失敗した。

1長1短である。

中古戸建でも割引はできるが、
2番買い付けの動向を探るなどは
行ってくれない。

結果値引き交渉をしている最中に
満額で2番買い付けに奪われた。

今回は妻も物件を気に入っており、
私も予算を4000万以上まで上げたが
目先の欲で泡と消えた。

4000万以上の値段でも
売れる物件は売れる。

戸建販売の動向は間違いなく
需要>供給であった。

仲介手数料が安い業者との
事の顛末はこうだ。


私は少しでも安く契約をするため、
『リアル』という不動産仲介会社に
依頼を行った。

事前の申し込み時に
希望物件のSUUMOのURLを
送ると仲介手数料が概算提示された。

一般的に不動産屋は法律で
上限を定めている。

不動産価格の3%+6万を手数料として
設定している所が多いが、
あくまで上限であり下限の法律は無い。

今回利用したリアルは
その上限から4割引きという
見積もりであった。

購入を検討した物件に対し
一度目の見学時は近くの不動産屋に内覧を
依頼したが本気で購入を考え諸費用を
抑える為リアルに正式に依頼した。

次の週末にリアルを通して再度物件の
見学を行い、その場で住宅ローンの
仮審査を担当者に伝え、
値引き交渉も強いという事だったので
指値交渉も依頼した。

指値とは、
私はこの価格で買いたいと書面で
売主に提示する事である。

仲介手数料も安くなり指値も通ったら
最高だと気分も高揚していた。

1番買い付けである事を確認し
指値4100万で依頼、
先方の休日もあり数日待った結果、
1通のメールが届いた

“XX様
いつも大変お世話になっております。
物件の件です。

金額の再交渉をしておりましたが、
交渉が通りませんでした。
並行して満額でも申し込みが入ったようです。

銀行事前審査が承認になりましたので
承認通知書を添付いたします。
引続きよろしくお願い申し上げます

私はこのメールを見た時点で、
まだ指値を取り下げ満額提示
すれば購入できると考えていた

「やっぱり人気あったね
指値は厳しいか」笑
なんて妻と呑気に話をしていた。

なぜなら、銀行承認報告と
『引き続きよろしく』
メールに記載があったから。

その後業者からの電話連絡がない。
(仲介料安いしメールが主なんだな。
電話くれればいいのに)

とメールをもらった2時間後位に
電話した。

すると、担当者から
「いやー残念でしたねー」
軽い感じで話が始まった。

「は?ちょっと待って! 
満額なら購入できるんでしょ?」
と確認した所、
もう2番買い付けの方と交渉進んでいるから
今から購入は無理ですよという
ニュアンスを言われた。

じゃあ銀行の事前審査通ったとか
意味ないじゃん。
あんたらと引き続く事も無いんだけど。

この後の妻の怒りを考えると手が震え、
やり場のない怒りを
不動産屋にぶつけたかったが
もうどうでもよくなった。


あーまた家買えないのかよ。

しょうがないので、
妻にありのままを伝え謝罪した。

妻も理解は示してくれたが、
もう9月に入っており
いい加減に目途を付けるべきでは
という話になった。

以前では考えられない事であったが、
妻も戸建購入のタイミングである事を
悟っているようだった。

とはいえ購入希望物件が消えた今
どうしようもない無力感が襲ってきた。

今回の補足:
後に別の不動産屋と話をした際
『安い仲介会社は売主側と
密な連絡は行わないので、
指値交渉を入れるとしても
私から何度も交渉の進捗の確認、
定価でも買うという意思を
提示しなければならない』
と指摘された。

任せておいたら今回のように
2番買い付けが現れた際は、
売主側の不動産屋と連携できる
不動産屋の方で話がまとまる例が
何度もあったそうだ。

仲介手数料を安くするための努力は
認めるべきで、
私がもう一度利用する事があったら
今度は相手に任せず、しつこいくらい
進捗確認を行うだろう。

いい勉強になったけど、
希望の物件が購入できない思いは
もう味わいたくない。

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