【中古】戸建住宅購入記4 2番買い付けに先を越された話

妻に住宅購入を検討している事を
伝えてからは、毎週末になると
私がSUUMO等で予約を入れた物件を
見学する日々が続いた。

そこで私達は2つの気付きがあった。
1.良い土地は安くない、
2。建物の相場はあてにならない事だ。

1つ目の我々家族が考える良い土地というのは、
・運転が不安なので大通りまでの道幅が広い事(希望の幅6m)
・運転が下手なので駐車場を広くとっている事(希望は2台駐車できる)
たったこれだけの条件なのだが、南関東で上記の立地に駅から徒歩10分程を
加えただけで土地代だけで3000万近い価格となった。 そもそも売り出し数が少ない

建物については、新築は引き渡されたら価値が2~3割落ちると聞いた事、過去何度もの
引っ越しで新品へのこだわりは無いので、築10年以内くらいの中古を検討していた。

4月、5月と毎週末見学していくにつれ、土地と違って建物は相場があやふやだった。
例えば築3年が築10年より設備が良いのに安い、外構までしっかり作ってあったり太陽光
パネルと蓄電池も付いても上積み評価とならず、立地条件でに合わせ似たような金額等
土地のようにこの広さ、道路幅、方角、角地等での基準が無いように思えた。

そんな中、6月に入ったある日に前面道路幅以外が全て条件に合う家が検索に引っかかった。

築3年の大手ホームメーカーが建てた注文住宅で、太陽光パネルや1階全フロア床暖付きで
外構もしっかり作った物件だ。 金かかっているなと素人目にも分かった。
最寄りの駅からも徒歩6分、第一種低層住居専用地域で近隣も落ち着いた感じだった

売主が転勤に伴い大阪に引っ越しを余儀なくされたとの事で当初4200万で売り出していたが、
1年近く経過し3950万まで値下げを行った結果私の検索フィルタに引っかかったのだった。

早速週末見学に行き、妻は日当たりが悪いや幼稚園までの送り迎えが大変と難色を示した部分も
あるが、3600万でよいという売主からの提案もあり9割方購入が決まりかけた。

しかし一生の買い物という事と6月~来年まで年長の子供の幼稚園の送迎を改めて悩んだ末、決断
出来ずに1週間が経過したころ、不動産屋から連絡があり「購入意思ありますか?」との確認がきた。

深く考えずに「悩んでいます」と伝えて切電し、その2時間後に再度見学に行きたい旨を伝えた所
「2番買い付けの方が3650万で購入されました」と言われ唖然とした。

妻に伝えた所嘘でしょ?コロナなのに売れるの?ってか不動産屋なんで言わないの??と同様に
ショックと私悪くないという感じで険悪な雰囲気になった。

この後も他の物件で縁、運とは向き合う事になるのだが、
不動産という業界を知らないだけで業界的に当たり前かもしれないが、住友不動産販売の冷徹な
対応には今でも思い出すと悲しい気持ちになる。

タラレバだが、あの時に「2番買い付けの方が入りました」この一言があれば、3650万で同物件を
購入していただろう。

良い条件の物件はコロナ禍でも売れる、それは分かったが良い条件の物件が購入できなかった事の
後悔で、物件購入の気持ちが一気に萎えてしまった。

どこかでこの記事を読んでいる方がいたら、同じ物件は無い事と数件めぐって直感で良いと感じたら
思い切って購入する事をお勧めします。

今回私は売主の不動産屋に直接見学依頼等を行いましたが、即断できない際も2番買い付けが入った際は
連絡をくださいとはっきり伝えて、気づいたら売れていたという後悔の無い様にしてください。

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