社会人の始まり
高卒で決めた就職先は埼玉県のスーパーで、
配属先はお肉売り場の担当であった。
千葉県から会社のある埼玉の寮に
引っ越し、初めての一人暮らしという
環境で社会人がスタートした。
初任給は寮費と水光費等を除いて
手取りで14万位。
今書くと少ない様に感じるが、
当時の私は高3のアルバイトと比較し
約3倍の収入の為、
こんなにお金貰えるのかと嬉しかった。
このお給料でバイクの免許を取得し、
憧れだった中型バイクを購入、
カスタムをしたり
特にお金に困ることはなかった。
貯金もなかったが。
アルバイトの経験があった為、
仕事にはすんなり慣れる事ができた。
孤独な私生活
慣れない土地で友達はいない
私生活では慣れない土地の為、
アルバイトの子と遊ぶ事はあっても
基本的に孤独だった。
当時は今のようにスマホは無く、
やっと世間にインターネットが
普及し始めた頃だった。
孤独も重なっていた私に、
2つの魔物が影をちらつかせ始めた。
- クレジットカード
- パチンコ
今思うにこの2つに出会わなければ
私の人生違う方向に行っていたと思う。
暇つぶしのプレステを購入するために、
近所のイオンでクレジットカードを作った。
現金で購入するよりポイントがつく
という点に惹かれた。
イオンカードを使ったのは
埼玉にいる時はそれっきり。
財布に入れているだけの状態だった。
パチンコについては同じ寮の先輩と
休日が合った日に連れて行かれた。
その後自身でも1回だけいった。
今でも覚えているが、共に5千円を使い
ビギナーズラックは無かった。
過去の記事でも記載したが一家離散した父の事を
思い出し気分の良いものではなかった。
そうして埼玉で1年が過ぎようとしていた頃、
定期の人事異動が発令された。